情けは人のためならず

電車の中で大声で電話する人、いますね。座れないお年寄り、いますね。

きっとあたしみたいな若造が言ったところで、逆切れされるか、相手にされないか、もしくはその人を辱めるだけになってしまいかねない。
多田葵ブログより

でも俺は、「きっとあたしみたいな若造」が言ったとしても、たとえ相手にされなくても、逆ギレされても、その行動に価値がないわけではないと思う。電車の中で大声を出している人がいたなら、それに対して不快感を持っていた人だっている。その人たちがその行動に対して何を思うかを考えてみたら、決してマイナスではなく、むしろプラスなのではないかと。自分が注意しなかったらしなかったで世界は回っていくけれど、注意することでそれを改善する人はいるだろうし、それを見て自分はやめようと思う人はいるだろう。失敗してもその行動に勇気をもらう人はいるだろう。「あたしみたいな若造」だからこそ、多くの人に勇気は与えられるはず。しなかったらしなかったで何も変わらない。でも、したことで確実にまわりに影響は及ぶ。それが積もり積もって、人から人に伝染して、マナーを守る人間が増えていくんじゃないでしょうか。
さらっと席を譲れることはすごくいいことです。そして、それに対して心動かされる人はきっといたはず。とりあえず、ここに一人。それがまわりまわって、いつか自分が年をとったときに席を譲ってもらえれば、自分のしていたことは間違いではなかったって幸せになれる気がする。逆に、譲ったことのない人は後悔するでしょうね。
あと最後に。その人を辱めなければ、改善はしないと思います。本当に無神経な人には晒しあげるくらいがいいクスリなのです。
以上、席譲り3連敗中、たすけでした。