某大学の様子。

そんなわけで潜入捜査。
○あらすじ。
僕のバイト先に一人の同僚の講師の女性がいます。彼女は2年付き合っている彼氏がいました。ただ、その彼氏は大学に入ってから一ヶ月に2回くらいしか会ってくれない、メールを見たら知らない女の子からの遊びの誘いのメールが入っていた、友達には彼女はいないと言っている、などまあ明らかに遊んでる感じだったのです。そこで「ちょっとそれはおかしいんじゃない」と酒の席で話を聞いた我々某個別塾講師たちは(なぜか)立ち上がったのでした。決行は9月29日。その日が彼の誕生日だったからです。
○決行。
僕とW大学に在籍する先生は昼前に駅を出発し、その彼氏と同じ大学に在学している講師の先生と1時頃落ち合った。「冗談だと思ってた」と言われる。普通そうだよね。で、彼女のほうの先生も来て、いざ彼氏を探すことに。教職の授業中だと彼女がメールで聞いていたいうことで、シラバスを見てそこだと思われる教室へ。とかやってたら馬鹿でかいキャンパス、膨大な量の人の数の中、いとも簡単に彼氏を発見。とりあえず彼女を教室内に派遣し(だって後ろめたいことがなければサプライズなわけですし)、そこで話をつけることに。しかしなかなからちがあかないので俺(無理やりまるめこまれました)が代表して教室に潜入することに。彼女にアドバイスしながら彼と教室内でメールのやり取りを続けることにしました。
彼女「これ終わったら一緒に帰ろうよ」
彼「次も必修の講義あるから」
彼女「今日誕生日なんだからそっちを優先してもいいじゃん」
彼「困らせるなよ」
とこれに対して彼女が返信している途中(俺は仲間に現状報告メール作成中)、
なんと彼逃げやがったのです……!
なんかバン! と大きな音を出して出て行った人がいるなーと思ったら彼でした。そのあと「先に帰る」というメールが来ました。逃げられたことがショックなのと混乱でいっぱいいっぱいな彼女は彼に電話をかけて軽くキレていましたが(よくつながったな)、やがて彼が「電池切れた」と明らかな嘘をつき電話を切ったのでした。そしたら彼女は「電池なくなっちゃったらしいです」とか言い出しやがるの。もうね、見てらんない。冷静に考えようぜと彼女をなだめながら諭す俺ら(主にその大学の講師の先生)。さすがにダメだと思ったのか泣き出す彼女。そしてこの広大なキャンパスで逃げられるとしょうがないので帰ることに。とぼとぼ慰めながら歩いていると、電池の切れたはずの彼氏から電話が。彼女は「30分以内に駅に来て。来たくないなら来なくていい」と言い放ちました。でもすごく嬉しそうでした。この人ダメだ。結局また電話がかかってきて「俺、次は必修あるから(二転三転)、行けない」と彼が言って、多分一件落着なのでした。彼女は、うさぎを買って帰ります、元から買うつもりだったんですけど、と言って僕らと別れた。今度みんなで反省会を開こうと思います。自分の野次馬根性がこんなことになるとは。いい経験になった一日でした。