短歌b

後ろ向き回れ右して元通り 呑んでる君はいつも正しい

人生で一番速く走れた日 尾崎のCD万引きしながら(汰助)

一番じゃなくても合格なんですね受験番号は誰にも負けない(汰助)

日本語の一番冷たい言い方で別れを告げれば俺はやさしい(汰助)

朝起きて一番に会ったその君と恋に落ちよう 犬はどうかな…(汰助)

僕の愛が届かないようにかをりから僕への愛も届かないんだ(汰助)

「世界中いろいろ嗅いできたけれど君が一番のかをりだ、眞鍋」(汰助)

その笑顔誰に向けたか知らないが俺が応えてあげなきゃだめだ(汰助)

妻も子も親友だって顧みない写真のかをりが笑ってくれる(汰助) こ わ い !

好きだったら奪えばいいと言ったから眞鍋かをりを今トランクに(汰助)

強いとか強くないとか言うけれど眞鍋も顔を覚えられない(汰助)

申し訳なくなるくらい笑ってる壁から見下す眞鍋かをりは(汰助)

ページめくる手が止まるような違和感で何度も読んでる君の表情(汰助) お題の「本」を直接読み込んでるわけじゃないですがいいんでしょうか?

おまけつきお菓子みたいなドラえもん かさばる体は四次元行きに(汰助)

ドラえもん本体は捨てられていてみんな持ってる四次元ポケット(汰助)

違うよねみんなが言ってるドラえもん=四次元ポケットだよね(汰助)

二人きり背中合わせでくっついた部分にだけは愛があるよね(汰助)

その4。

いいよもう私遠藤の2番目の女でいいから結婚しよう(汰助) ちょっと「blue」かぶれ。

結婚その3

君の背を見ながらここまで来たんです結婚するって本当ですか(汰助) この歳で結婚を詠むのは難しいけどまあそんなたいそうなものとして捕らえてなんていないんですけど。ね。 いいから岬に載せれるもの書け。

結婚その2

このリンゴ実まで紅く染まってる結婚するって本当ですか(汰助)

結婚その1

甥はまだ中坊なんじゃなかったの結婚するって本当ですか 「枡野浩一のかんたん短歌blog」への作品。 いわゆるトラックバックってやつです。