ひぐらしが鳴いている。

今日でここに真麻のことを書くのは終わりにしたいと思う。
1人になって緊張の糸が切れていたのもあると思うけど、水族館に行ったときの魚の絵を棺に入れてくださったらしい、という話を聞いたときに自然に涙が出ていた。まだあいつのために流せる涙があったんだなあと思う。
今ようやく事実と正面から向き合っている。全然勝てそうにない。少しずつ、慣れることにする。それまでしばらくは、気力が出そうにない。唯一できるのは、中田の心配くらい。
しょうがねえ最後に感謝しといてやるよ。今までありがとう、大変だったね、お疲れさま、真麻。