短歌

人に短歌の素晴らしさを教えるとき、僕ならどうやって教えるだろうか?


短歌の本(歌集)を買う人というのはほとんどが自分も短歌を作る人なんだそうです。
自分で作ってみて三十一文字の難しさを知り、だからこそ他人が作った優れた歌を読みたがる。
自分で作ってみて初めてその魅力がわかるという、なんだかふさがれた文学なわけです。
(あくまでひとつの論であってすべてに当てはまるわけではないけれど)
で、自分だったら人に短歌のよさを教えるために、代表的な短歌を三首あげるとしたらなんだろう?
と思い、考えてみました。


約束はやぶっていいよ ゆびきりがただしたかっただけなんだから (天野慶
真夜中の電話に出ると「もう僕をさがさないで」とウォーリーの声 (枡野浩一
友達でいようだなんて話し合う友達同士はいない 絶対 (佐藤真由美


どんなもんでしょうか。
個人的には
真剣に話を聞いて欲しいです あたしを何だと思っているの? (加藤千恵
も推したいですが、これはほんとに個人的に好きなだけな気がする。